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道中
小十郎「刀鍛冶さん。聞きてぇことは山ほどあるがなんでついてきたかの理由をまず聞かせてもらおうか。」
刀鍛冶「…拙者は京で刀鍛冶をやっていました。経営が成り立たず、生活も苦しくなり、店を閉めようと決めたときに、やつらがきたんです。」
小十郎「やつらって?」
刀鍛冶「名前は分かりません。やつらに刀を打ってくれと言われてたので客だと思い、私は刀を打ちました。
数日が経ち、突然打っている刀から違和感が生まれたんです。
禍々しい力を纏い、打っていて恐ろしくなった私は遠くの山奥に埋めようと思ったんです。
だが気付かれ、渡してはダメだと本能で告げられ逃げました。」
小十郎「逃げ続けた結果、奥州で捕まった。」
刀鍛冶「はい。だか私は刀を崖下に投げ捨てることができました。」
小十郎「そこで、念をもって政宗様が手にしてしまっていないかいてもたってもいれなくなったのか…」
刀鍛冶「はい…。」
小十郎「経緯はわかった。なら一刻も早く向かうぞ!」
刀鍛冶「はい!」
そして小十郎たちは政宗と別れたところへ辿り着いた
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