『痛い恋?』

3/14
前へ
/217ページ
次へ
私は、あのころはまだ、自分の限界など解らない子供だった。 そう、あの熱い夏が去るまでは… 楽しい事だけが全てで、今が良ければOKだった。 つまらない学校を卒業し、働きだしたおかげで、手元には自由になるお金ができた。 仕事は適当にこなし、終わるのを待つだけ。 安物の、派手な洋服やアクセサリーに身を包めば、それだけでチヤホヤされる。 そんな、無邪気な若さを武器に、私は、夜の街に足を踏み出し始めた…
/217ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1269人が本棚に入れています
本棚に追加