1269人が本棚に入れています
本棚に追加
私は、あのころはまだ、自分の限界など解らない子供だった。
そう、あの熱い夏が去るまでは…
楽しい事だけが全てで、今が良ければOKだった。
つまらない学校を卒業し、働きだしたおかげで、手元には自由になるお金ができた。
仕事は適当にこなし、終わるのを待つだけ。
安物の、派手な洋服やアクセサリーに身を包めば、それだけでチヤホヤされる。
そんな、無邪気な若さを武器に、私は、夜の街に足を踏み出し始めた…
最初のコメントを投稿しよう!