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「翼ちゃん、麻子ちゃんよろしくね」
「当たり前じゃん!!!ねぇ翼?」
「うん。またよろしく」
私は笑って言う。
そのまま体を前に戻して麻子と体育館に入るまで話した。
体育館の中は入学式と違って広く感じる。
椅子や親や先輩が居ないからだろう。
クラス順に座ってしまうとさっきまで口々に話ていた皆は前を向いて静かにしている。
私は話す相手も居なくなり、詰まらなそうに皆に従った。
あの時は先生達の紹介だったと思う。
後は学校の規則や身だしなみとかいろいろ言っていた。
だけどもう既に私は記憶がなかったりする。
なので教室に戻って放課になるのを待ち、麻子や秋奈に飽きられながら教えてもらった。
多分番号的に真ん中等辺だったが、話てる先生からはかなり爆睡だったのが丸見えだったと思う。
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