馴染めないクラス

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馴染めないクラス

入学式は金曜だったので二日間の休日が過ぎ、またあの制服を来た。 全て準備が出来たと頃で時間は五時四五分。七時には家を出るつもり。まだ一時間もある。 「少し早く起き過ぎたかな」 ベットを見たが、今更寝ても遅刻するだけなのでやめる。 仕方なく、興味のないニュースを付けた。 丁度やっていたのは男子中学生の自殺だった。 理由はイジメ。 部屋には遺書が残されて居て、イジメた奴の名前やそれを見て見ぬフリをした先生の名前が書かれ、最後に自分の親に謝罪が書かれて居たみたいだ。 -イジメる方もイジメる方だが…死んで書く奴も書く奴だな- そう思った瞬間昨日切った腕が軽く痛み出した。 「私も一緒だっけ」 溜め息を付いて手首を見る。 消毒も何もされてない手。 夏になれば化膿するかもしれない。 いっその事腐らないものか… 気付いたらカッターを手にまたやろうとしたその時、玄関のチャイムの音が鳴った。
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