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「な、なにを……?」
少女から先程の高慢な笑顔は消え去り、不安に駆られる女の顔に変わっていく。
俺はささやかな追い討ちをかけるように、少女の真似をして口角をつり上げた。
「逆に奴隷にしてやろうかと思ってな…」
「えっ!? ひぅっ……」
少女の量感豊かな胸を鷲掴みにする。
やはり結構なサイズだ。あまりが出てしまう。
「い、やぁ……くぅ……」
少女の瞳からは涙が滲み出はじめていた。
「奴隷にするんじゃなかったのか? これじゃあつまらないぞ」
「うるさ……んんぅ!?」
俺は唇を重ねた。
見た目通り柔らかい唇だ。
「んぅ……はう……んむ…ん………んちゅ……」
強引な口淫をしかけたわりには、少女の抵抗はつまらなく小さい。
これも期待外れだ。
「ん、ぷはっ……あなた…王女の唇を…無理矢理……」
少女の怪訝な目つきに反して、頬は上気を帯びたピンク色に染まっていた。
「あなた、じゃなくて紅魔だ。名前ぐらいはある」
「紅………魔……?」
「あぁ」
俺は軽く頷き、舌を少女の耳に這わした。
舌が触れるや否、少女は身体を小さく震わせ眉間にシワを寄せた。
「ユグムントの王女に……ふぁ…こんなこと、んっ、して………タダで済むと…ひぁっ!」
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