標的1

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  骸たちが己のことを話しているとは露知らず、綱吉はやっと黒曜ランドにたどり着いた。とは言ってもまだ門の中には入れていないのだが。   「そういえば、骸たちって普段何してんだろ…? 俺、骸の事何にもしらないや…」   「普段は私たちの世話とか…散歩とか…」   「へー! そうなんだーって、のわーー!?」   ぽつりと呟いた独り言にまさか返事が返ってくるとは思わなかった綱吉は変な声をあげ、尻餅をつく。   「驚かせてごめん… ボス…立てる?」   綱吉が見上げるとそこには両手に買い物袋を下げたクロームが心配そうにこちらを見つめていた。
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