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梁は防がれたのを確認すると下がる。
次は後ろからのかかと落とし。これも健市は辛うじて防ぐ。
「次はこっちからいくぞ、平民」
健市は魔力を手に持っている剣に流す。そうすると赤かった刀身が赤く光り始めた。
「うおおお! 炎熱粉砕!!」
剣を掲げ振り下ろす。
ズドオオオオオンッ!!
剣から大量の炎が斬撃のように飛んだ。
「避けりゃ関係ねぇ!」
梁は回避するため跳んだ。しかし炎の斬撃はふたつに分かれ挟み撃ちにする。
空中に浮いていては身動きが取れない。梁はそう判断しズボンのベルトからあるものを取り出した。
30センチ程度の棒だ。それも5つ。それを素早く繋げた。そしてそれを地面との足場として後ろに跳ぶ。
間一髪で避けた梁は付属しているワイヤーを手繰り寄せ棒を回収。健市の攻撃でボロボロにはなっているが使用可能だ。
「まだまだ行くぞ、平民!」
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