使い魔契約と奇跡の再会

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ゴートンは思わずこぼした。 魔法には難易度や強さによって初級魔法を始め、中級魔法、上級魔法、最上級魔法、究極魔法、神級魔法に分類される。 中には禁忌魔法や古代魔法と言った例外も存在する。そして、更に魔法は細かく分類出来る。 第一種から第五種にまで分けられている。つまり、大まかに分けると六種類に分類出来るが更に細かくすると三十種類に分類できるのだ。 ゴートンが驚いた理由とは、健市が使った魔法にある。健市が使った【火炎の裁き】は第三種上級魔法に分類られる。 基本的に高等部に入学したての学生が使えるのは中級魔法クラスまでであり、稀に上級魔法を使える学生が入学するがそれでも第五種までである。 突き出した健市の手から炎が吹き出した。 「吹き出せ!!」 健市の声と共に梁の足元からも火柱が吹き出した。 「うおっ」 空中に滞在中であった為に移動することが出来ない梁は身体を回転させた。 回転させることによって炎を自分の身体の表面をなぞる様に誘導させたのだ。
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