使い魔契約と奇跡の再会

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そしてアミラは天使の中での最上位である熾天使なのだ。 堕天したとはいえ熾天使であったことには変わりは無い。 「お兄ちゃんパーンチ!」 「クソがぁあぁあああぁぁああぁあぁあぁああああああ!!!!!!!!!!!」 アミラは吠えた。 自身のプライドとか変態に負けることーー自身も周りから見れば変態なのには気付いてないーーとかを引っくるめて吠えた。 「無駄だ!愛する妹にカッコいい所を見せたいお兄ちゃんに勝てる奴はいないぜ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 アミラはなにも喋らない。 静かに自身の魔力を高めていく。 熾天使として持つ強大な魔力量だ。 「アンリミテッド・ステージ1からステージ3」 アミラからドス黒い闇属性の魔力が溢れ始めた。 ☆☆☆☆☆ 「あれは・・・ヤベェな。あの堕天使なにかやろうとしてやがる」 「ふむ。あれは恐らく自身に掛けられたリミッターを解除しようとしてるんだろうな」 ゴードンの呟きにバリエルが答えた。
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