使い魔契約と奇跡の再会

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「さあ、続きを始めようか」 梁はそう言うと再び構えを取った。 その構えは健市と対峙した時とはまた違う構えだ。 腰を落とし、膝は軽く曲げ軽く前傾になっている。 その際、両手は握り拳を作り地面に当てている。 「良いだろう。魔法が使えないお前に合わせ私も体術だけで相手をしてやろう」 アミラも構えを取った。 梁同様に腰を落とし両腕は垂直に曲げ、身体は軽く捻っていた。 どちらも微動だにしなかった。 直感的に先に動いた方が不利になると分かっているのだ。 だが、その静寂も長くは続かなかった。 ジャリっという誰かが起こした音を合図かのように両者とも動いた。
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