プロローグ

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とある日の朝、少年は目をさました。 「ふあ~。良く寝た。今は……6時かまだ寝れ……ん?」 目覚ましを見ると、秒針が動いていなかった。 「ああ!時計が止まってる!」 少年は慌てて携帯電話の時計を見た。 「げげっ!」 時刻は何と、朝の8時半であった。 「……ヤバイ……!」 実は、今日から彼、狗神梁(いぬがみりょう)は高校1年生。つまり新入生になるのである。 「入学式初日から遅刻か……殺されるかも」 彼がそう思うのも当然であった。何故なら彼の通う高校は名門中の名門神風学園なのだから、因みに偏差値は75を越えるとか越えないとか。 因みに殺されると言うのは本当に死ぬのではなく死ぬ程の宿題をだされるのだ。因みに現在AM8:30 「たしか学校は8時40分で家から学校までが大体30分……って間に合わねぇじゃん!!」 梁は、急いで着替えパンを、片手に家を出た。 ☆   ☆  ☆  ☆   ☆ 「うおぉぉぉぉ!!」 梁は走る。時速50kmを越える位のスピードで、学校へ急いだ。 「く!!……しゃあねぇ! 近道だ!」
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