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梁はそう言うと急回転し、薄暗い坂道を降りていった。……物凄いスピードで。しかし梁は気付いていなかった、立ち入り禁止の看板に。
「さっき妙な看板が、見えた気がしたが? ……ま、いっか」
少しお気楽な梁。しかし、そんなお気楽な気持ちも消え去った。なぜなら、目の前の道が途絶えて崖の様になっていたからだ。
梁は自転車を止めるためブレーキをかけた。しかし、ブレーキワイヤーが壊れており、そのまま自転車ごと崖の下に落下した。
「ぎゃあぁ!!」
自転車ごと落下する梁。しかし、そんな梁を光が包んだ。光がおさまった時に、梁の姿は消えていた。
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