プロローグ

3/3
前へ
/138ページ
次へ
梁はそう言うと急回転し、薄暗い坂道を降りていった。……物凄いスピードで。しかし梁は気付いていなかった、立ち入り禁止の看板に。 「さっき妙な看板が、見えた気がしたが? ……ま、いっか」 少しお気楽な梁。しかし、そんなお気楽な気持ちも消え去った。なぜなら、目の前の道が途絶えて崖の様になっていたからだ。 梁は自転車を止めるためブレーキをかけた。しかし、ブレーキワイヤーが壊れており、そのまま自転車ごと崖の下に落下した。 「ぎゃあぁ!!」 自転車ごと落下する梁。しかし、そんな梁を光が包んだ。光がおさまった時に、梁の姿は消えていた。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12623人が本棚に入れています
本棚に追加