使い魔契約と奇跡の再会

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ということは当然、陵家である健市はプライドが高い。 「ははははっ、君はそんなに僕を怒らせたいのかい? 僕がちょいと権力(ちから)を使えば、君なんて終わりだよ」 ピクッと梁の蟀谷(こめかみ)に青筋が現れた。 しかし健市は見えていないのか、さらに続ける。 「それにさっきから気になってたんだけど、君から全く魔力を感じないんだ。…………もしかして魔力無しの落ちこぼれ君なのかい? もしそうならすぐに学園(ここ)を辞めな。ここは君みたいな落ちこぼれが来ていい場所じゃ無いんだよ? はっはっはっは!!」 健市は言うだけ言って満足したのか、グランドへ歩いて言った。
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