使い魔契約と奇跡の再会

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「…………悪い。時がくれば話す」 「いいさ。無理には聞かない。それが親友(ダチ)ってもんだろ」 瞬は無駄にカッコイイ台詞を無駄にカッコイイ顔で言った。元から顔はイイ。そんな瞬がそういう表情をしていると、本当にカッコイイ。 だが、良い雰囲気になっていたがここで邪魔が入る。チャイムが鳴ったのだ。 「…………遅刻だな」 「…………ああ、遅刻だ」 「そんなのんびりしてないで早く行くよ!」 まったりとしていた梁と瞬に声を掛け、遥たちはグランドに走って行った。 当然置いてきぼりにされた梁と瞬は遥たちを追い掛けて行く。 ☆   ☆  ☆  ☆   ☆ 遅刻したのは梁と瞬だけだった。チャイムが鳴った時一緒にいた、遥たちは何故、遅刻になっていないのか。 それは単純明快だった。女子に大甘のゴートンが遅刻を揉み消したのだ。 ある意味職権乱用だが、教師には逆らえない。それが学校というもの。実際、過去にゴートンに文句を言った男子生徒がいたそうだ。 その男子生徒は不慮の事故に遭って、全治二ヶ月の重傷を負ったそうだ。
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