使い魔契約と奇跡の再会

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そして、遅刻した2人はグランドを走らされている。その距離、凡そ、30km。 2人が走っている間にも、ゴートンは使い魔の契約の説明をしている。 「中等部で簡単にやったと思うが、説明しておく。使い魔とは一生涯のパートナーだ。使い魔は奴隷でも、下僕でも、召し使いでもない。使い魔の召喚は2通りあって、1つはもう廃れて使ってない。」 「先生、どうして使わないんですか?」 男子生徒が1人手を挙げて発言する。ゴートンはそれに答える。 「それは古の時代、所謂、古代に使われていたんだ。その時に使われていた方法を古式召喚術という。この古式召喚術には欠点があった。それはデメリットがでかいんだ。まあ、その分メリットもでかいがな。」 「メリットとデメリットを教えてください」 さっきの男子生徒がもう1回手を挙げて発言した。 「メリットは位の高いモノを召喚できること。と言うより最上級以上しか召喚できない。そしてデメリットは使う魔力量が多い。そして失敗する確率が高いんだ。それに上級以上となると戦って力を見るやつが多い。そうなると実力が無いのに使うと危険。それが主なデメリットだ。」
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