使い魔契約と奇跡の再会

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「じゃあ、デメリットがでかいから、使わないんですか?」 ゴートンは頷く。そして、口を開く。 「確かにそれもある。でも、それだけじゃ無いんだ。さっき、使う魔力が多いと言ったが、魔力の他に血を使うんだ。血に宿っているそいつのありとあらゆる情報――要は、遺伝子――を流すんだ。そんなどうでも良いことより説明しよう。何故、使われていないのか、何故、廃れてしまったのか。それは――」 「「「「それは?」」」」 「元々、この方法はあるひとつの種族が好んで使ってたんだ。でも、その種族はある日を境に滅んでしまった。何故、滅んでしまったのか。それは、最強を誇っていた為に、当時の国王様に滅ぼされたんだ。そして、そのまま廃れてしまったというわけだ。」 生徒たちは静かに聞いていた。ある意味、知ることの無い歴史を知り、まだ15,6という幼い心には早かったようだ。 でも、中には目を輝かせている者までいる。 ゴートンは少し反省した。 まだ、幼い心を持っている生徒たち。そんな生徒たちにはまだ早かった。そこで、気分を変えるべく物凄く明るい声で言った。
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