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鈍感っプリを発揮した。梁であった。
「なんでもありません!!」
「そっ、そうか。……なら良いけど」
琳華の勢いに少し押され気味の、梁であった。
「では、行きましょう」
「おう!」
そして梁は琳華の家へと、行くのでした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ここが私の家よ」
「へっ……こ……ここ?」
梁は口を大きく開けて驚いていた。
「そうですが……どうかしましたか?」
「いや……でかくない?」
ここで、琳華の家について説明しよう。
先ずは、軽く東京ビックサイト位はある敷地。(作者は、実際に行ったことは、ありません)
その半分位はある屋敷。
屋敷は全体を、白で統一してある。
「そうですか。まあ一応貴族ですのでこれぐらいは」
「へぇ~。貴族なんだ……って貴族?!」
「? 行きましょうか?」
叫んだ梁を疑問に思ったのか、少し首を傾げて言った。
琳華が扉に近づくとひとりでに扉が開いた。そして中から真っ黒な燕尾服(えんびふく)を着た初老の男性が現れた。
「おかえりなさいませ。お嬢様」
「ただいま」
「……お嬢様この方は?」
初老の男性は梁を一瞥すると、琳華に聞いた。
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