使い魔契約と奇跡の再会

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ゴートンはそれを紙一重で避ける。避け際に足払いを掛ける。 「一番ロスが少ない避け方を知ってるか? 紙一重で避けることだよ」 バリエルは反応できず、地面に倒れ込む。 「おらぁ!」 ゴートンは倒れた所を見計らい、懐から古代文字の様な模様が描かれた杭を取り出しバリエルを囲うように突き刺す。 「我がゴートンの名の下に於いて行使する。全てを封じる風神の力。【風神の束縛】!」 杭が緑色に一瞬光り、電磁波の様な状態になった。 それも六芒星の形になっている。 「うおぉおおぉぉおおおおぉおおおおぉおおぉおぉおおおぉおおぉぉぉおぉおぉぉぉおおおおっぉおぉお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「無駄だ。いくら神に近い力を持つ熾天使とは言え、所詮近いだけだ。神の力には勝てない」 全力で力を入れるが、びくともしない捕縛魔法。詠唱有りの魔法陣を使った魔法は凄まじい強度を誇る。 しかもこの捕縛魔法は究極魔法に位置されている凄いものだ。 高笑いしているゴートンに近づくひとつの小さい影。 「あだっ!」 「……先生、酷い」
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