使い魔契約と奇跡の再会

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「よっこいせ、なのですよ」 チョコンと遥の肩に止まる精霊。 「ジュルリ。……可愛いわ」 獲物を見付けた肉食獣の目つきになる遥。完全にキャラが崩壊している様だ。 肉食獣の肩に止まってると知らない妖精は、フンフンと鼻歌を歌っていた。 「そういえばまだ名前を言ってなかったのですよ♪」 ハッ! と、思い付いたように口を開いた妖精。 そういえばそうだと、考えはじめる遥。 「私の名前はウンディーネって言うんですの」 「へぇ~。ウンディーネって言うんだ。良い名前だね」 「えへへ、なのですよ」 呑気な雰囲気を醸し出している2人と打って変わってゴートンはワナワナと震えていた。 「って、先生何震えてるの? トイレ? 我慢しちゃダメだよ?」 「ちゃうわい?!」 思わずツッコミを入れてしまったゴートン。そんなゴートンに遥は、 「残念! 3点! もう一回NSCで修業して来て下さい!」 「俺は吉本芸人じゃねえよ?!」 「ていうかNSCって何ですか?」 「…………お前が言ったんじゃん」 2人のコントが終わった。2人がコントをしている間に梁は思った。 『何で、吉本知ってんの?』
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