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明晃はヒートアップしていく。魔女の声などまるで耳に届いていない。
「そうだよ、高村が僕に弁当食べないかって言った時も、さりげなく奢らせる魂胆だったに違いない!ああそうだ、あの時隣の宮田が僕に消しゴム貸してくれって言ったのも、自分のと比べて僕のがいかに消しにくいかを密かに罵るた」
「いい加減にしろこの被害妄想!!!」
魔女は叫びながら、平手で明晃を張り倒した。
「グワッ!」
カエルみたいな悲鳴を上げて、明晃は椅子ごとぶっ倒れた。
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