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『結城。遅くなってごめん。』
ドキーン。宮下さんが入ってきた。
カーキ色のワンピース。アップにした黒髪。すげーでかい瞳。宮下さんはマジで美人だった。
『えっと…海野くん?はじめまして、宮下です。』
俺を見て微笑んだ宮下さんは天使のようだった。
『海野です。よろしくお願いします!』
テンパって立ち上がった俺はさっそく水のはいったグラスを倒した。
がしゃーん。
結城さんが頭を抱えるのが見えた。
『海野。頼むから落ち着け。宮下さんごめん。コイツテンパってるわ』
俺は恥ずかしくて顔があげられなかった。
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