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「これが私達の使命のようなものですから」
治癒人とは、加護の力を持っている人間の中で、優れた者だけがなれる国家資格者なのである
「ですが、感謝してもしきれません。何か御礼をしたいのですが」
「いえそんな、いいですよ」
「遠慮なさらないでください
こちらの気持ちですから」
「・・・じゃあ一つだけ、娘さんが元気になったら美味しいものでも作ってあげてください」
ローブの女はそう言うと、ドアのぶに手をかける。
「綺麗なお姉ちゃん、ありがとう」
少女が笑顔で手を振るとローブの女は嬉しそうに手を振り返し、フードを被って光の中に消えていった
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