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桜はそれを避ける。
――はずもなく、黙って殴られる。
「へっ!てめぇ、いい度胸してんじゃねぇか!」
男子は桜が抵抗しない事をいい事に、さらに殴ろうとする。
が、
「あんた達、何してんのよ!」
救いの手が入った。
「んだよ、喜多川〈きたがわ〉か。邪魔するな、こいつがむかつくんだよ!」
そう言う男子に、喜多川が更に何か言おうとするが、
「喜多川さん、僕らの問題だから口出ししないでくれるか?」
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