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「茅咲(かやさき)寮官、いいから来てください!男子ですよ、だ・ん・し!」
中等部の寮から魔法で運ばれていたベッドに寝転んでいると、かな?が寮官を連れて戻ってきた。
「あぁ~?男子?私の名簿には、お前は確かに女子とだぞ?ほら、桜って書いてるだろ?」
茅咲はそう言いながら桜の部屋の扉を開ける。
「あっ、どうも」
「…………………………………」
挨拶する桜に対し、茅咲は無言で扉を閉めた。
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