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「それに比べて落ちこぼれ桜は……」
男子が何人か、桜を睨む。
しかし、その男子達に注意する人物がいた。
「おいおい、人には向き不向きがあるだろ?こっちの三ツ井は、勉強はできるだろ?それともお前ら、試験で三ツ井に勝てるのか?」
彼はそう言うと、魔力測定をしに行った。
「今のって……」
「あぁ、昨日休んでた奴だろ?名前は確か……」
「一茉洋祐(いちまつ ようすけ)、実技成績が学年で二番の奴だ」
男子達はゲッとした顔になり、桜の前から立ち去った。
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