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「桜、気にするなよ」
洋祐が、桜に親しげに話しかけて来た。
基本的に洋祐は、誰とでも仲良くなれるカリスマ性があり、友達もたくさんいる。
今まではクラスは別だったが今回一緒になったのを期に、苛められてる桜と仲良くなろうと話しかけたのだ。
「あっ、一茉君、大丈夫だよ。それより、僕に話しかけてたら一茉君まで男子から避けられるよ……」
洋祐の身を案じてか、忠告する桜。
しかし洋祐は、そんなの気にするなとばかりに首を横に振る。
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