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「破壊を司りし五の素の壱。其が支配するは大気!全ての大気を燃やし尽くして敵を殺せ!『真空の炎獄』!」
放たれた魔法は、離れた場所で見ていた桜に牙を剥く。
「へっ?」
「馬鹿やろう!!」
と思われたが、魔法が発動する前に洋祐が魔法の範囲外へ桜を蹴り出す。
そして、自分もその場から飛びずさる。
その瞬間、桜と洋祐がいた場所が巨大な炎の渦に飲み込まれた。
それは渦の中の酸素を燃やし尽くし真空状態にする、まさしく必殺の魔法だった。
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