落ちこぼれが護るモノ

落ちこぼれ参上

本日は晴天、桜は咲き乱れ、絶好の入学式日和だ。

ここ、幸坂魔法学園も、全寮制小中高一貫の魔法教育機関として、入学式を行なっていた。

入学式と言っても、新顔は新たに入った小学一年生ぐらいなのだが、それでも形式的にはそれぞ小等部から中等部に、中等部から高等部に進学するのだから必要な行事だ。

入学式が行われている大講堂では、現在学園長が話をしている。

各小中高に、それぞれ校長がいるが、式が長引くので総括の学園長のみの挨拶になっている。

「………～以上で入学式の挨拶とする。これから一年、切磋琢磨するように！」

学園長が挨拶を終えると、それぞれのクラスの担任が生徒を引率をして、教室まで連れて行った。

みな、これから始まる新しい生活にわくわくしている。