落ちこぼれの新しい日々

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――他のグループは続々とメンバーを決め、後に残ったのは、 「だからね洋輔、僕と組むから余っちゃうんだよ」 「いや、逆に好都合だ。桜、この残ったやつは誘ってくれる相手がいない。つまり、これから友達になれるかも知れないんだぜ?」 桜と洋輔のチグハグコンビと、 「あ、あの、出来ればその!よろしくです!」 桜と洋輔のイケメンコンビと一緒に組めて大喜びしている、棚ぼたな女の子に、 「…………………………よろしく」 顔全体が隠れるくらい髪の長い、暗い女の子との四人組となった。 桜は思った。多分僕らの成績は最下位になる事は確実だろうと。 「よし、これでみんな決まったな。今日の午後は授業なし!メンバー同士の親睦の意味合いも含めて、街に買い物行くなり模擬戦するなり好きにしろよ。では解散!」 午後の授業が無くなったので、クラス中歓声が湧いている。 みんな、今からどこに行くかの相談等をしている。
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