遡る記憶~誠意の過ち~

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『あれだっ』 窓から見える大聖堂の塔、そこに大きな鐘が輝いている。 すぐに走り出したリリス。裸足のせいで足の裏が傷だらけになり、地面に足を着くたび痛むのをこらえ、やっとの思いで塔を登った。 当たり前だが幼いリリスに鐘を鳴らす事は不可能… そこに飾られている天使の像に目を付けたのだ。 『これならっ…んん~!!動いてぇ…』 グラッ…
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