遡る記憶~誠意の過ち~

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円卓によじ登ると、魂の書を抱き抱えた。 『我を呼ぶのは誰だ?』 …? 突然聞こえた声に驚きリリスは辺りを見回した。だが誰もいない。 不安になり魂の書を抱きしめる。 円卓から降りて、出口に向かって走り出した。 『はぁっ、はぁっ、はぁっ…』 『何処へ行くのだ?』 再びさっきの声が。
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