遡る記憶~誠意の過ち~

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入ってきた扉から外に出ると、足を止めた。 深呼吸をして、更に強く魂の書を抱きしめる。 『苦しいではないか』 『え…まさか…貴方が話してるの?』 リリスは半信半疑で問い掛けた。 『そうだ。貴様が我を呼んだのではないか』 目の前で起こっている現実にア然としているリリスに対し魂の書は尋ねた。 『何処へ行くのだ?』
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