遡る記憶~顧みる悪魔~

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足音もたてずにダンテの背後に立つ女が問い掛けた。 『トリッシュ…居るんなら電話に出てくれ』 『あら、ごめんなさい。オッドアイの可愛子ちゃんが居ると思って』 微笑みながら椅子の手摺りに腰掛けダンテにキスをするトリッシュ。 だが、目が笑っていない。 『目覚ましのキスか?』 困った顔でごまかすダンテ。
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