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ダンテは不思議そうに鏡を見つめる。
『何か知ってるのか?』
鏡の中のダンテも真剣な表情で見つめ返す。
『魂の書を追って来た女がいただろ?あの女は魔界からこちらに戻るのは不可能だ。それ以前に、魂の書の存在を知る何者か…が探していると仮定した方が妥当だ』
バージルの話に耳を傾けながら此処に来た当時を振り返るダンテ。魂の書があの女について何か話していた事、無限回廊で見た真実の鏡…
『悪いがダンテ、時間だ。』
その言葉に我に返る。
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