遡る記憶~顧みる悪魔~
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足を踏み入れたダンテ。相変わらず無機質な空気が漂っている。此処に肉体のまま入れたのは、望みし者がいるということ。 奥へと歩いて行くダンテ。 その心の中に沸き上がる淡い期待のような感情。 …もしかしたら 有り得るはずのない想像に自分自身が呆れてしまう。いつまで引きずるつもりなのか… いつになれば解放されるのか… 何処までも続く回廊、誰かいる気配はない。
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