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いきなり話しかけられ戸惑うダンテ。
『あんた…』
その姿は魂の書。
革のベルトは付けていないが紫の表紙、見た目に間違いはない。
『しばらく見ない間にみすぼらしくなったな』
不適な笑みを浮かべ茶化す。
ダンテの知る魂の書とは話方も違う、それにダンテのことを知らないところを見ると全くの別物だろう。
ダンテの言った通り、よく見ると質感が違うという点も、また不自然だった。
『やはり君は魂の書の処在を知っているみたいだね』
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