冥府の案内人

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バシャ、バシャ、バシャ… 浅く流れも穏やかな河の中に一人の男がいた。 『何処なんだ?此処は』 ぽつりと独り言を呟いたのはダンテだ。 赤く染まった空に歪んだ空間が渦を巻いている。 河を渡り終え、美しい砂が広がる岸に辿り着いたダンテ。 辺りを見渡しても誰もいない。 悪魔さえも。
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