冥府の案内人
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躊躇することなくその後をついて歩くダンテ。 鬱蒼とした森の中は熱帯植物が生い茂り、さっきの河とは別世界のようだ。 木々の陰からこちらの様子を伺っている妙な視線が気になって辺りをキョロキョロ見渡していると顔なしが話し始めた。 『気になりますか?茂みから覗いている彼らは亡者です。私の案内を拒否し、さ迷える魂となった者達です』 『拒否?』 にわかに信じ難い話に思わず聞き返した。
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