冥府の案内人

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中に入ると暖炉の火が優しく燃え、部屋を暖かい空気が包んでいた。 『本当にこんな所に結界石があんのか?』 ダンテは不思議そうに部屋の中を見回した。 『こんな所はないんじゃない?』 暖炉の前の低いテーブルに向かい合わせに置かれた大きなニつのソファー。 そこに腰かけているダンテと顔なし。 膨れっ面で奥から持ってきた飲み物をテーブルに置くリリス。 『いや…結界石があるって言うから、もっとこう…』 苦笑いしながらリリスの持ってきた飲み物に手を伸ばすダンテ。
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