遡る記憶

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見た目は普通のペンだ。 閻魔帳の開かれているページにそっとペンを置くと手が勝手に動いて字が表れた。 …D…a…n…t…e… “Dante” だが、ダンテと書かれた字は所々が薄れていている。 『やはり…』 顔なしが意味ありげに呟く。 ダンテは薄れた字に触れてみる。 すると、字が動き出し最後に書かれた名前の下まで移り整列して止まった。
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