遡る記憶

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『そうですよ、こうやって再会できたのは切っても切れない縁があるからでしょうし』 顔なしもリリスに微笑みかける。 『縁か…それより。何で、膝の上に座るんだ?』 ダンテの膝の上にはリリスが遠慮なく乗っかっていた。リリスの服からは微かにだが薬品の匂いが漂っている。 『こんな風に誰かに触れた事なんてなかったもの』 そう言ってダンテの胸にもたれ掛かるとリリスは目を閉じた。
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