67人が本棚に入れています
本棚に追加
物思いにふけるリリスは聞こえてきた声の方に視線をやる。
ガラスは防音効果があるらしく普段なら人の声等、聞こえないのだが。何やら研究員達が慌ててドアに殺到している。
何が起こっているのかまるで理解できない。何故ならガラス越しに見える研究室には何の異変も感じられない。
研究員達はドアから出られないようで、大声で喚き散らしている。
そしてリリスの横でプルートーが愉しそうに笑っていた。
『あはははは!見たかい?!素晴らしいじゃないか』
リリスはまだ気付かない。その忌まわしい存在に…
最初のコメントを投稿しよう!