遡る記憶~誠意の過ち~

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『ゔぁぁぁー!!!』 眠っていたはずの研究員が目を覚ましたのだ。 肩から腕を切り裂かれ、のたうちまわっているのを見つめながら血塗れのリリスの父は微笑んでいた。 『何だ、まだ効力が不完全なんだね』 悲鳴を聞いたプルートーが部屋を覗いて呟いた。 そして男は暴れる研究員を押さえ付けると、何事もなかったかのように鋸で切り刻んでいった。
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