遡る記憶~誠意の過ち~

31/54
前へ
/236ページ
次へ
『何の話をしてるの?』 不思議そうに尋ねるリリス。 『この本に使ってる君の血…誰の血でもいい訳じゃないんだ。君には、普段は隠れているがある条件をきっかけに発動する特殊な力があるんだよ』 そう言いながらプルートーは小脇に挟んでいた魂の書を開いて文字を撫でている。 何か起こるのかと見ていたが何も起こらない様だった。
/236ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加