遡る記憶~誠意の過ち~

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『あれは偽物よ、本物を探すの。お父様を助けてあげて…カト』 『お母様は?私、一人じゃ』 すがる様に母を見つめる。 するとリリスの母は膝を着きリリスの手をギュッと握り締めた。 『っ…?!』 電流のような衝撃と共に、リリスの頭の中に映像が流れる。 教会…大きな鐘…自分と同じくらいの歳の男の子が二人…短めの銀髪に憂いのある綺麗なブルーの瞳…双子…その一人が魂の書を持っている…そして銃声が……… ババババババン!!
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