舞台は…

2/2
前へ
/17ページ
次へ
一般庶民は各々の好きなメーカーが作った車を.大枚はたいて購入. 自慢するかの如く見せ付けあった。 見せ付けあうダケでは優劣が決まるわけでもなく. 自然と.性能での格付けが行われた。 「一般公道での非公式レース」 各々は自分が信じたメーカー車に乗り込み.ひたすら.性能を見せ付けあった。 直線加速性能… 未舗装道路の走破力… 峠道… … 誰よりも速く.誰よりも先頭に立てば. 自分が選んだメーカー車の格が上がる。 人々の尊敬の眼差しが向く。 自分が選んだメーカー車が一番だと信じてアクセルを目一杯踏み込み続けた。 … 勝てば大枚はたく価値が有った!と素直に喜べ、 自分はみる目があると確信できた。 優劣な車を買ったんだ!と.皆に自慢できたのだ。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加