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*良×桃*4/
目の前が、クラクラしやがる
スペシャルコーヒー(改)の影響かは知らねぇが、身体が熱くて仕方無ぇ…
テーブルの下に引っ込められようとしている良太郎の指が名残惜しくて、無意識に手首を掴んで引き止めた
俺の行動に目を見開き驚く良太郎に構わず捕らえた手首を引き寄せ その指先から滴る自分の唾液を舌を伸ばして何度も舐め取った
口、淫にも似たその行為に 良太郎の顔はみるみる真っ赤になっていく
「もっ、モモモタロス///!!」
『モ』が一つ多いのはこの際無視だ
ついさっきまで俺の口内を弄んでいたクセに まるで別人の様に動揺しまくる良太郎が可愛くて仕方無ぇ
更に行為をエスカレートさせようと………
「バカモモっ///!!!!」
‐ゴスッ…!!‐
何が起きたのか
気が付いた時には寝台車両の自分の部屋のベッドに寝ていた
見慣れた天井、見慣れた壁、見慣れた………
「……良太郎…?」
「あ…っ、大丈夫?ハナさんの回し蹴りが後頭部に当たって気絶したんだよ?」
あンのハナクソ女…っ!!
とにかく起き上がらなくてはと腹筋に力を入れたが、下半身に違和感を感じた
………ヤベ、勃ってやがる…
幸いにも厚めの毛布を掛けられているから良太郎にはバレていないようだ
股間に気を付けつつゆっくりと寝返りを打ち良太郎に背を向けた
「悪ぃ…少し寝る……」
「…ふぅーん…このままで眠れるの?」
ベッド脇から身を乗り出した良太郎にケツの辺りを撫でられ 思わず跳ね上がり身体を壁の方に寄せて振り返った
すると奴は、さっき俺の口に指を突っ込んでいた時のヤバい笑みを浮かべていた
→続く
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