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ピッ!
短い笛の合図とともに、僕は一気に潜ろうと決めていた。
僕はザブンと全身を沈め、両足でプールの壁を強く蹴った。
思惑どおり水の中を進んだ。(目を開けてない)
…もっ…もぅ…!!!…ダメだ!!
恥ずかしいからいつもより我慢して水面へ顔を出し、クロール(のつもり)した。
!!…痛ったぁ!?
何かに手をしたたかぶつけた。
驚いて立ち上がると、まわりが静かになっていた。
何が起きた?…あれ?
僕が手をぶつけたのは反対側のプールサイド。
「あれ?僕…泳げた?」
三時間目のプールが騒然となった。
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