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骨董人形〰Ⅰ章『出会い』〰
私、五十嵐 雀はある日不思議なお店の中であるアンティーク人形に出会った。
くりっとした瞳は真っ赤な真紅色。髪は漆黒のように真っ黒。
そして洋服は汚れを知らないくらいの純白なドレスだ。まるで天使に見えるが何処か影を感じる人形だった。
「お嬢さん、その人形が気に入ったのかな?」
「Σえ?」
私が人形をずってくいいるように見ているせいでお店の主人が私に声をかけてきた。
「どうだい?」
主人は人形を持ち上げ雀に差し出す。
「Σえ⁉でも私こんな高そうなお人形を買えるくらいのお金ありませんよ💦」
雀が慌てだすと主人はクスリと笑い
「この子はお嬢さんのことが気に入ったみたいだしお嬢さんにお譲りするよ😃」
「え⁉いいんですか⁉💦」
「いいんだよ(笑)」
そう言って主人は雀に人形を手渡した。
「ありがとうございますw」
雀が帰ったあと主人が「後で支払ってもらうよ」とボソと言ったことを雀は知らなかった。
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