18人が本棚に入れています
本棚に追加
‡骨董人形‡〰Ⅷ章『記憶』⑨〰
雀は揚羽の小さくて冷たい体を強く強く抱き締めた。
「雀・・・?」
「気持ち悪くなんてないよッ‼私は揚羽が大好きだもん‼」
雀は温かい涙をいっぱい流した。その一雫が揚羽の硝子玉の瞳に落ち頬から滑り落ちた。
「だからそんな悲しい顔をしないで😞」
「雀、私・・・嬉しいわ・・・」
こんな小さな体で辛いことを過ごしてきたんだね
大丈夫、これからは私が貴方の傍にいるからね
「クス・・・♥」
最初のコメントを投稿しよう!